2018年12月11日
メリノウールの「ブラ」が生まれるまで。(1)
すますのこと
「紐で調節するブラ」と「紐で調節するショーツ」は、
「身体と向き合う時代の良品」という、すますのコンセプトを体現する存在です。
「ゴム」で締め付けないだけではなく、ブラにはつきものの「ワイヤー」や「金具」も使っていません。
私がはじめてこの紐ブラと紐のショーツを身につけたのは、いまから1年半前のこと。
それは、まだ、妹・ミオが商品の試作を重ねている段階のサンプル品でした。
けれど、そのショーツとブラを初めて身につけたとき、驚きました(本当に)。
「なんて楽」
ふわっとやさしく、肌に当たるとほのかに暖かい生地。
着けている感じがない、軽い着心地。
(特にショーツの着け心地は不思議な感じ。まるで「履き忘れてる?」という感じなのです)
これまで身につけてきたショーツやブラとまったく違う着け心地に
最初はドキドキしました(着けてない感じがするもので)。
でも3日ほどでその感覚が馴染んでくると、もうその試作品ばかりに手が伸びるようになりました。
紐を長くしたり、縫製をより丁寧な方法に変えたりする微調整を経て完成した商品は、
もう本当に「楽」で「素敵」でした。
そうなのです。この紐ブラと紐ショーツの特長は、
健康下着的なものにありがちな野暮ったさがないこと。
色もカットラインも大人っぽくて、身体が綺麗に見えるのです。
この、メリノウールのシリーズは妹・ミオが企画しました。
すますを始めるちょうど1年ほど前、雑誌の編集者だった妹が、会社をやめました。
そして、その数ヶ月後、いきなり「ニュージーランドのメリノウールで肌着をつくりたい」
と言い出したときは驚きました。
なぜ、メリノウールだったのか。なぜゴムで締め付けない肌着だったのか。
その続きは、またあらためてお話できればと思います。
2018年 12月11日 姉・ユイ