2019年1月11日
「大きな手ぬぐい」が欲しかった(1)
すますのこと
姉・ユイは、ずっと昔から欲しかったものがありました。
それが「大きな手ぬぐい」。
手ぬぐいが好きで、ずっと使っていました。
渋い柄のものがあるとついフラフラと買ってしまい、日々愛用。
ハンカチがわりに使ったり、お風呂上がりにぎゅっと頭に巻いたり(お見せできない姿ですが)。
濡れた肌にあてると、しっとりと拭けて、気持ちがいい。
干せば、あっという間に乾き、ぱりっと気持ちがいい。
ハンカチのように縫い目がごろごろしないし、たたむとぺたんと気持ちがいい。
気持ちがいいので、「お風呂上がりに手ぬぐいを身体に巻きたいなあ」とずっと思っていたのです。
でも、ないのです。
当たり前ですが、手ぬぐいは基本的に小巾(約36cm巾)の反物からつくられるので、
多少長いものはあっても、
身体に巻けるほどの丈のある、理想の大きさの手ぬぐいはありませんでした。
2018年の3月、姉・ユイは、すますに合流しました。
当時、まだ始動して4ヶ月のすますには、
メリノウールの肌着の「01」シリーズしか商品はありませんでした。
「01」に続く、「身体と向き合う時代の良品」とはなんだろうと考えていたときに、
ふっと降りてきたのが「大きな手ぬぐい」でした。
それは、ずっと欲しかった、きっと“気持ちがいい”はずのもの、
でも、探してもなかったもの。
「いいねえ、それ。すごくいいと思う。お父さんも欲しい」。
この企画に、一番に反応してくれたのが父でした。
風呂好きの父の強力プッシュを受けて、いざ、商品化へ!
でもその道のりはなかなか厳しかったのです。